「Instagramのフォロワーがいるから、Threadsもなんとかなるだろう」
「X（旧Twitter）と同じように独り言を投稿していればいいんだろう」
もし、このような感覚で運用しているなら、あなたの投稿が誰にも届いていない原因はそこにあります。Threadsは、Meta社が開発したアプリですが、InstagramともXとも異なる独自のアルゴリズムを持っています。
Threadsのタイムラインを見ていると、フォローしていない人の投稿が頻繁に流れてくることに気づくはずです。Threadsは「フォロワーの投稿を見る場所」である以上に、「AIが選んだ関心のあるトピックを見る場所」として設計されています。
つまり、フォロワーが0人であっても、AIに「この投稿は〇〇に関心がある人に有益だ」と認識させれば、数万人の目に触れる（インプレッションを稼ぐ）ことが可能なのです。そのために必須となる武器が、今回解説する「タグ機能」と「再投稿」です。
Instagramでは「#（ハッシュタグ）」を30個限界までつけるのが正義とされてきましたが、Threadsでそれをやると逆効果です。「必死感」が出てしまい、ユーザーからもAIからも嫌われます。
Threadsには「トピックタグ」という独自の概念があります。
Threadsのタグ機能の最大の特徴は、ハッシュタグ記号（#）が不要で、かつ「スペース（空白）」を含んだフレーズをそのままタグ化できる点です。
例えば、「#カフェ」ではなく、「東京都内の穴場カフェ」という文章全体を一つのタグとして設定できます。これにより、単なるキーワード検索だけでなく、文脈（コンテキスト）にマッチしたユーザーの「おすすめフィード」に表示されやすくなります。
X（Twitter）では「セルフリツイート」はおなじみの文化ですが、Threadsでもこれは極めて有効、いや、必須のテクニックです。
Threadsのタイムラインは時系列ではありません。あなたが朝の8時に渾身の投稿をしても、夜22時にアプリを開くユーザーには表示されない可能性があります。そこで使うのが「再投稿（リポスト）」機能です。
反応が良かった過去の投稿、あるいは自信作なのに伸びなかった投稿を、時間を変えて自分で再投稿してください。
ThreadsのAIは、再投稿されたものを「新しいアクティビティ」として認識し、再びフォロワーやおすすめフィードに露出させます。1回の投稿で終わらせるのは、作成時間をドブに捨てるようなもの。「良いコンテンツは、何度擦っても良い」がThreadsのルールです。
単に再投稿するだけでなく、自分の過去投稿を「引用」して、「補足情報」や「その後の結果」を追記するのも強力です。これにより、過去の投稿が再び注目されるだけでなく、情報の厚みが増し、信頼獲得に繋がります。
自分の投稿だけで拡散を狙うのはハードルが高いです。特に初期段階では、影響力のあるアカウントの力を借りる「コバンザメ戦略」が有効です。ただし、単に「いいね」や「コメント」をするだけでは足りません。
インフルエンサーや、自分と同じジャンルの伸びている投稿を見つけたら、それを「引用投稿（Quote）」して、自分の意見を述べましょう。
リプライ（返信）はスレッドを開かないと見えませんが、引用投稿はあなたのフォロワーのタイムラインに流れる上に、元ツイート主の「通知欄」でも非常に目立ちます。
もし、元の投稿主があなたの引用を「再投稿」してくれたらチャンスです。相手の何万人ものフォロワーに、あなたの存在が一気に認知されます。これを狙うコツは、「相手を褒める」「有益な補足をする」など、相手がシェアしたくなる内容を引用文に書くことです。
ここまで紹介したハックを日常的に行うための、毎日のルーティンをまとめました。
Threadsはまだ発展途上のSNSであり、アルゴリズムも頻繁に変動します。しかし、本質である「会話」と「関心」を軸にした攻略法は変わりません。
この3つを意識するだけで、フォロワー数に関係なく、多くのユーザーに投稿を届けることが可能です。
しかし、「理屈はわかったけれど、そもそも初期のフォロワーが少なすぎて拡散の初速が出ない」「見た目の数字（権威性）を整えてから本格運用したい」という悩みを持つ方も多いはずです。
そんな時は、SNSマートのThreads支援サービスを活用するのも賢い戦略の一つです。初期のアカウントパワーを底上げし、あなたの投稿が「おすすめ」に載る可能性を飛躍的に高めます。
